タンザニアの基本

タンザニア基礎情報局 - The Tanzanian basic Information Board
タンザニア国立公園

タンザニアの基礎データ

タンザニア連合共和国(通称タンザニア)は、1964年、かつてアフリカ南東部に位置した独立国家タンガニーカとインド洋上に位置するザンジバル諸島が合併してできた連合共和国で、タンザニーカ25州、ザンジバル5州から構成されているイギリス連邦加盟国である。

ザンジバルは本土から強い自治権を確保したザンジバル革命政府により統治されており、大陸側からザンジバル島に入国するためには旅券及び査証(ビザ)が必要。入国審査はもちろん、簡単ではあるが出国審査も受ける必要がある。

国土面積は日本の約2,6倍。人口は約4,000万人。アラブ系、ヨーロッパ系、インド系の人種が1%程生活している以外ではおよそ99%がアフリカ系黒人であり、マガンテ族やチャガ族などおよそ130の民族から成り立っている。

通貨はシリング、補助単位はセントであり、1シリングは約0,057円(2015年6月現在)。「10/20」と表記され、「10シリング/20セント」と読む。「-」や「=」と表記される場合はゼロの意味である。

この国を支える経済は農業を中心としており、人口の実に85%が農業従事者である。特にグローブやキリマンジャロコーヒーの栽培はタンザニア経済において中心的な役割を果たす輸出品目であり、世界的にも有名。

現地ではスワヒリ語と英語が公用語として使われており、国語はスワヒリ語とされている。

土着の言語をそのまま公用語として活用するのは他のアフリカ諸国と比べると稀有な例であり、タンザニアではスワヒリ語が初等教育で必修とされ、大衆文化にも深く根付いている。

なにより、異なる母国語を持つ民族間での意思疎通を図る上でスワヒリ語がほぼ全域で伝わるという点が、政情の安定をもたらす大きな要因となっている。

またスワヒリ語では午前6時を一日の始まりとしているため、スワヒリ語で時間を聞いた場合は6時間を足して考えなくてはならない。午前4時と言われたら、午前10時である。

よって時間を聞いたときはスワヒリ時間なのかどうかよく確かめる必要がある。

宗教についてはタンザニーカでは土着の伝統宗教、キリスト教、イスラム教の勢力がそれぞれ30%ずつほどで拮抗しているが、ザンジバルではほぼ100%イスラム教が信仰されている。

法律上の首都はドドマ。しかし多くの政府官庁が旧首都であるダルエスサラームにあり、タンザニア最大の都市であり経済活動の中心地でもあるので、現在でもこちらが事実上の首都機能を持つと見なされている。

また、現在分かっている限りでもっとも古い人属であるホモ・ハビリスが発見された土地としても知られるタンザニアは人類発祥の地とも言える地域である上、今も数多くの動植物が自然のままに暮らす、生命力にあふれた土地である。

タンザニアの持つ自然は世界でも高く評価されており、「ンゴロンゴロ保全地域」、「セレンゲティ国立公園」、「キリマンジャロ国立公園」、「セルース猟銃保護区」の4つがユネスコの世界自然遺産として登録されている。

これらの自然保護区域では「野生の王国」の呼び名が示す通りの圧巻のサファリ体験ができる地域や、独特の植生を観察することができる地域などがあり、毎年多くの旅行者や研究者を集めている。

文化遺跡指定を受けたものでは「キルワ・キシワニとソンゴ・ムラニの遺跡群」や「ザンジバル島のストーン・タウン」などがあり、これらはアフリカ、ヨーロッパ、アラブの文化が交錯した場所であり、交易の拠点であった根拠となるため、貴重な文化的価値が認められている。

さらに「コンドアの岩絵遺跡群」は現地住民の狩猟から牧畜文化への移行の過程が記されているとして、その土地の人々の生活や文化を知る貴重な情報となっていることから文化遺産として指定されている。

好ましくない傾向としては、タンザニアはHIV及びAIDSによる死亡者数は極めて多く、今もなおHIV感染の中心地となっているという点がある。

対策機関として「タンザニア国家エイズ対策プログラム」があるが、正確な感染者数の把握には至らない上、母子感染のケースも多くを占める故に感染の拡大に歯止めが利かない状況である。

よって旅行者は出血を伴う行動や性交渉において細心の注意を図る必要がある。

HIV以外にも、タンザニアをはじめとするアフリカ大陸ではハマダラカを媒介して感染するマラリアにかかる危険性があるため、現地を訪れる際は注意が必要である。

現在マラリアに対するワクチンは研究開発途上であり予防接種はできないので、対策としては蚊の活動が活発になる夜間はできるだけ出歩かない、長袖、長裾の衣服を着用する、蚊帳を吊って寝る、蚊取り線香を焚くなどの対策を怠らず、「とにかく刺されないようにする」ことが肝心である。

ただし、抗マラリア薬であればいくつか存在するので、渡航に際しては予防内服した上で、刺されないための対策をとるのが基本。

また、タンザニア入国の際にはイエローカード(黄熱病予防接種国際証明書)の提示を求められることがある。

基本的に日本など黄熱病に感染する危険性が少ない先進国からの入国であれば、予防接種なしで入国できる。

インドやケニアなど、黄熱病感染地域を経由したとしてもトランジットのために数時間滞在したという程度であればイエローカードの携行は必ずしも必須ではなく、イエローカードの提示を強要されるのは正当ではない。

金銭目的でイエローカードがなければ入国できないと言われることもあるので、強請られないためにも自分にイエローカード携行の義務はないと主張する準備が必要。

ただし、バンコク空港を経由してタンザニアに入国する場合は予防接種が義務付けられているので、空港内で予防接種を受ける必要がある。

タンザニアは注意すべきところを把握し対策を立てることができれば人類含め全ての生命にとっての原風景とも呼ぶべき大自然に触れることができる魅力的な土地である。

いくつかの人種、宗教、文化が交錯し入り乱れながら作られた歴史のある土地でもあるため、やはりそれらに対する理解は必要であるが、準備を怠らなければ貴重な体験ができる世界的に人気の高い地域であることは間違いない。

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